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2010 SC Magazine アワード・ヨーロッパ Best Security Management 部門
Highly Commended 賞受賞

 

導入事例

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ハンプシア州立図書館 (イギリス) 様

ユニシス社の推薦で 350 台の PC に HEAT Application Control をインストールしたのは 3 年以上前の事ですが、非常に大きな助けとなりました。

導入背景

2002 年、政府はピープルズ ネットワークという、イギリス全土の図書館で公的にインタネット アクセスを提供するプロジェクトを打ち出し、その初期投資は公営宝くじの収益で賄われました。ハンプシア州ではハンプシア州議会の一部署、ハンプシア図書情報サービスがプロジェクトを担当し、州に 54 ある図書館それぞれに 2mbps の回線を備える事を決定しました。

PC の数は小さな図書館の 1 台から、大きな図書館の 20 台以上まで様々で、実行されるすべての Windows XP ソフトは 2 台のセントラル サーバーに接続されています。州全土に配備された PC の合計インストール台数は現在 300 にも上り、この数字は将来に渡って増えていく事でしょう。このサービスは無料で利用可能で、誰でも情報技術の恩恵を得られるようにする中央・地方政府の計画の一環です。

ピープルズ ネットワークはハンプシア図書情報サービスの開発責任者、カースティ・ロビンソン氏の活躍によって前例のない成功を収めました。「コンピューターはひと月に平均 44,000 セッションで、26,000 時間使用されています。図書館はコンピューターによく通じた人から初心者まで、幅広く個々の要求に応えます。利用者は求職者、学生、高齢者、学童と多岐に渡り、家に PC を持っていない子供が宿題をする為に PC を使用したり、外国の労働者がeメールで家族や友人と交流したりしています。」

課題

図書館に高速回線を導入する以前、各 PC はダイヤルアップ モデム接続を採用しており、ユーザーがコンピューターの根幹部分にアクセスできないように様々な方法を用いていました。地方の役所の IT コンサルタントを行うマシュー・ウェート氏は以下のように述べています。「早急にもっと理解力のあるセキュリティ ソリューションを用意する事が必要だと判明しました。現行のソリューションは絶えず危険に晒され、ユーザーはデスクトップ セキュリティを騙すあらゆる手法を見つけていて、頻繁に PC の設定を変えたり、持ち込んだソフトウェアをダウンロードしたりしていました。 言語設定が変更されていて次のユーザーがひどく戸惑うなどといった出来事は幾度もありました。多数の現場を訪れて PC を復元したり、これらはつまるところ全てウィンチェスターにあるヘルプ デスクの余分な仕事になります。

ピープルズ ネットワークの導入はデスクトップ セキュリティを見直し、他の選択肢を探るとても良い機会でした。ハンプシア州議会のシステムの総合的な発展の一環として、システム インテグレーターであるユニシス社はソリューションの推薦を依頼されました。

ソリューション

ユニシスはあらゆる望ましくないソフトの実行からデスクトップを保護するように設計されている HEAT Application Control、エンドポイント ソフトウェアを推薦しました。ウイルス、トロイの木馬、スパイウェア、その他マルウェア、単純に望ましくないソフトまで、全てです。この技術はホワイトリスト方式に基づいています。これは明記された実行可能なソフトウェアをすべて確認し、許可されているそれらのソフトウェアのみ PC 上での実行を許可するもので、他の全てはデフォルトで禁止されています。

マシュー・ウェート氏は以下のようにも述べます。「HEAT Application Control は Internet Explorer や各種 Microsoft Office ソフトウェアを含め、私達が実行したいソフトウェアのイメージを作り上げる事を可能にします。デフォルト禁止により、ユーザーがシステムに損害を与えるソフトウェアをダウンロードするのは防がれます。ユーザーにとっても、重要なのは信頼性と堅実性です。図書館に来て、いつでも同じように PC が使える事を必要としているのです。」

彼は以下のように続けます。「現在、新しいソフトウェアを追加する時や現行ソフトウェアをアップデートする時には 1 台のマシンで変更を加えるだけです。それからイメージをスキャンし以前スキャンした時と比較を行います。差異を見て実行させたいアプリケーションまたは実行可能ファイルをアクセス可能にします。」

効果

HEAT Application Control の導入はサポート リソースの面で劇的な効果があったとマシュー・ウェート氏は述べています。「我々のチームはたった 10 人ですが、図書館だけでなく他のハンプシア州議会の業務、たとえば財務やソーシャル サービス ネットワークまでサポートしています。私達は図書館から毎週定期的に呼び出しを受けていました。これはチームにとって大変な作業量でしたが HEAT Application Control の導入後は一度も設定変更やソフトウェアのマシンへのダウンロードが原因で招集された事はありません。ピープルズ ネットワークの実行には多くの課題がありましたが、HEAT エンドポイント セキュリティが私達をがっかりさせた事はありません。ピープルズ ネットワーク上で扱うのに最高のソフトウェアです。」

カースティ・ロビンソン氏は以下のように付け加えます。「追加導入したセキュリティ措置でスタッフも楽になりました。不慣れな PC ユーザーにとって、親しみがあるデスクトップ環境が見られる事はとても重要です。一般利用者はコンピューターを使いに来た時には、前回と同じデスクトップが見られる事を期待しています。」

その他の効果として業務の有効性の向上があります。「以前のシステムでは、PC は頻繁に使用不能になり、職員やサポート スタッフが復旧させるのを待つばかりの状態になりました。現在では PC のダウンタイムの大きな原因の 1 つを完全に失くす事ができました。」彼女はこう続けます。「大抵の人は PC が家でやるようにカスタマイズできないのは公共のサービスだからだと理解してくれていますが、未だ PC に何かしようとするケースはあります。この場合も HEAT Application Control によって、単純にそれが不可能な事だと気付いてもらえます。

将来の計画

将来的には、議会はいくつかの図書館を、旧来の図書館サービスに美術館、文化遺産展示、その他レクリエーション施設を併設した「ディスカバリー センター」に移行しようと計画しています。現在の図書館の 2 倍以上の公共コンピューターを置けるようになるので、信頼性はいっそう重要な問題となります。オディハム図書館に小さなディスカバリー センターは 1 つが既にオープンしており、ゴスポートとウィンチェスターでも同様のプロジェクトが進行中です。カースティ氏は以下のように述べています。「私達は Lmension のソフトを IT 防護に絶対に欠かせない要素だと考えています。PC をいつでも誰でも確実に利用可能にするのを助けてくれるのです。」

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